甲府市にある保育園に通う5歳になる男の子、隣接する園長宅の飼い犬に両耳をかまれ、10数針縫うけがをしました。
園長宅での茶道教室を終えて保育園に戻ろうとしたところ、庭で放し飼いにされていたボーダーコリーにぶつかって転んだ上、両耳を咬まれたそうです。
庭で放し飼いにするのは自由ですが、子供に対する配慮がなかったことは明らかです(しかも園長!)。
それよりもっと驚いたのは、TVでインタビューを受けたこの園長、「犬に接触したら普通どうなるか分かるだろう」とさも自分は被害者だとばかりに迷惑そうに語っていたこと。
要するに自分に落ち度はなく、犬を驚かせた子供が悪いのだ、という老年の主張なわけです。
こういう人が子供を教育する立場にいるのですから、非常識で自分勝手な子供たちが増えるのも当然と言えば当然かもしれません。
ちなみにこの男の子、今では普段通り登園しているそうです。
ってことはあかの他人の私が憤ってても当事者は全然気にしてないってこと?
政治の世界も経済の世界もお役人さんの世界も、みんな「責任」という言葉を忘れてしまった国、日本。
いくら悪いことしても開き直って自分の罪を決して認めようとしない大人たち。
いわんや平然と他人に責任転嫁しようとさえすることだって珍しくない。
「やったもん勝ち」だってことになれば、それを見て育つ子供たちも当然・・・。