「身体障害者補助犬法」の全面施行からもうすぐ3年になります。
相変わらず世間の風は冷たいようで、その周知に苦労しているようです。
補助犬とは盲導犬や介助犬、聴導犬のこと。法は2002年10月に公共施設や公共交通などを対象に施行され、03年10月から民間のホテルやレストランなどにも補助犬同伴の受け入れが義務化された。ただ、民間の住宅や事業所、学校については努力義務にとどまる。
受け入れ拒否した施設や個人を非難するのは簡単です。
確かに「知らなかったじゃ済まない」問題かもしれません。
でも現実はこの通りなのです。
確かに法律は施行されたかもしれませんが、街中の施設などで補助犬を連れた方を見かけることはほとんどありません。
補助犬の絶対数が少ないにせよ、やはり法が効力を発揮しているとは到底言いがたいようです。
世に広く浸透させるのは大変なことかもしれませんが、でもできることから始めていきましょう。
頭の固いおとなたちは放っておいて、小学校の授業などで子供達に積極的に知ってもらうようにしたらどうでしょう。
まずは「努力義務」っていう、誰に配慮したんだか分からない意味不明の法律の文言を何とかしないとね(法改正を求める署名なども積極的に行なわれているようです)。